車いすユーザーのスーツは前屈体・プロ必見

戸田様2 - コピー.jpg車いすを使用されている方は、日常的に車いすに座っているため「座位」が基本姿勢です。


立ち居のスーツを着て椅子に腰かけた場合、ボタンから上、胸のあたりが浮き上がったようになり、後ろ襟は抜き襟に、肩幅、背幅が窮屈で裾が浮き上がってきます。
正に、「前屈姿勢」です。

同窓会での出来事

同窓会で、幼馴染の友人M君に久しぶりに会ったときの事です。

彼曰く、知りあいのテーラー(洋服屋さん)が車いすの方のスーツを創られたのですが、そのお客様(車椅子ユーザー)からクレームがあったそうです。

「窮屈、車いすを操作しにくい、着脱には不自由はしていないがなんかブカブカ・・・。」と再調整中とか・・・

田中君も車いす仕様のスーツを創っていると聞いたが、君はどのような作り方をしているのですか?

車いす仕様のスーツは、座位が基本姿勢で創ります。

屈伸体.jpg

一般的なスーツやジャケットは立ち居。人間が立った時にきれいにかっこよく見えるように創られています。

 

一方、車いすユーザーのスーツは「座位」「前屈」が基本姿勢ですので、採寸の時は、単に胸回り(バスト)を普通姿勢で測るだけでなく、座った状態でも確認することが大切です。それも車いすに座った状態で・・・

重症の障がい者の場合は寝た状態でも採寸しなければなりません。

製図も、図のようにマニプレーションを施し胸幅を少なく、背中部分を大きくします。
前屈だからと言って、背中で振り込むだけでなく、肩は下がり方のように見えますが、実は典型的な前肩です。

前肩処理を施さなくてはなりません。

着易い、着せやすいスーツ創りのテクニック

車いす、障がい者のスーツは着脱が楽なように、アームホールを大きくした方が良いと思います。鎌を深く細腹を広くします。腕が動かしやすくなり、腕の可動範囲も広くなります

羽原様上着.jpg

ご自分で着脱が出来ない方には、

背縫い線をファスナーで開閉することによって、上着が大きく開きますので、袖通しが容易になります。

手が上がらない方や、横になったままでも着脱が容易にできます。

車椅子ノーフォーク.jpgご自分で車いすを操作できる方は、背中をノーフォークにすることもあります。
山根様21.jpg

最近の車椅子には、人が前にづり下がるのを防ぐためのベルトが付いています。

しかし、そのベルトを上着の上から付けたのでは、せっかくの上着が隠れてしわくちゃになります。

津田様脇アナ.jpgそれをスムースの装着できるように、上着の脇に小窓を開けて、フロントの中で締められるようにしました。
裾丈.jpgスラックスも前裾が上がり、靴下が覗きます 道行&車椅子スーツ 044.jpgその分、前裾部分を長く(モーニングカットの逆)して裾回りを落ち着かせます。
夕川様3.jpg座って居る姿勢で一番気になる部分が、後ろヒップの上、ウエストラインが下がって背中部分が覗く事です。 1羽原様パンツ1.jpg

スラックスの後ろ丈を長く、ヒップ周りのゆとりを多くとることによって座っても楽なスラックスになります。

単に渡り寸法を多く取ったらよいというものではありません。後ろ身に一工夫を要します

お慶びの結婚式

1戸田様結婚式2.jpg 戸田様結婚式12.jpg

お父様とバージンロードを歩きました。

素晴らしい結婚式を迎えることが出来ました。着易くかっこいい礼服をありがとうございました。(T様からのお便りです)

 

 


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