クールビズ。夏のフォーマルスーツ

沖縄に梅雨入り宣言されました。本州も梅間近。いよいよジリジリ茹だるような夏がやってくる。
この暑い季節でも、フォーマルを着なけばならないことがあります。

フォーマルにはクールビズは通用しません

喪服.jpg真夏の葬儀

この時期、以外に多いのが葬儀、葬式。
 

真夏の炎天下で温度を吸収する黒色を着て、参列するのは大変な苦痛を伴います。


ネクタイは必ず締めてください。クールビズは通用しません。

クールビズだからと言って、ボタンダウンのカッターシャツやノーネクタイは許され余せん。周囲、相手に対して無礼極まりないことです。


しかし、黒一色ですので、共柄で少し主張されてもOKです。

ティンプルは付けない。
 

夏服の生地選び

スーツの生地選びに最大の関心を持ってください。

キッドモヘア60 (2).jpg

キッドモヘア入りの極薄ウール素材(キッドモヘア60&スーパー100)

モヘア入りバラッシャ

強撚糸を使った極薄ポーラ

サラッとしたシャリ感で、軽くて風通しが良いので、着ていても暑さを軽減してくれます

 

ポリアステル混紡は、軽くて、シワになりにくく、さっと着られますが、吸湿性がありませんので、着ていてㇺっと感が否めません。ポリエステルの混紡率の少ないものをお選びください。

 

スーツスタイル

フォーマルらしく、デザインはピークラペルのシングルブレストでシンプルスタイル。
釦は1つで拝みボタンに付ける。

1夏裏.JPG

肩裏(麻仕立て)

1半裏.JPG

半袖(夏用仕立て)

裏地仕様は半裏or肩裏で、実質涼しさをアピール。

パーティー用に、ホワイトのトロピカル地ベストを用意しておけば万全です。ベストの裏も額縁仕上げ・・・

内ポケットには扇子入れを作るのも一考です。
扇子は儀式にも使いますので、公的な場所でも使用できます。
少し開かない部分を残して使うのがオシャレなマナーです。

 

夏のカッターシャツ

1ホワイトシャツ.jpgカッターシャツの生地は、麻100%or120番以上の綿ローン。白色。

半袖は、上着着用の場合は許されますが、実際ポリ混の半袖を着て、上着を羽織ったら、汗ばんだ腕に上着の袖裏が絡み、袖裏も汗塩で傷みやすくなりますから、長袖をお勧めします。

 

襟は出来るだけプレーンなもの。

注、間違ってもボタンダウンのような襟に特徴のあるものはタブーです。

カフスはコンバーチブルがお勧め。

昼間の会合にはメタルの艶消し、夜のパーティーには蝶貝を・・・

不祝儀のときは、シングルのボタン留めと言った使い分けが出来ます。

 

●ハンカチは会合やパーティーにはポケットチーフを忘れずに・・・
汗拭き用としては2枚以上は用意してください。

 

下着こそ気を配って・・・

欧米ではワイシャツは下着として扱われています。

しかし、高温多湿の日本、特に梅雨時には素肌にワイシャツを直に着ると、汗染みが出来たり、においも残り、肌が透けてたり様々なトラブルが生じます。

そのような意味からも、肌着(インナー、アンダーウエア―)は欠かせない梅雨時のアイテムです。

一方、ランニングシャツには女性はダサい感を持っていることを知ってほしい。

涼しげであるが、シャツの形がはっきり見えて、一番汗をかく脇部分が大きく開いて、汗がシャツに染みやすい。

お勧めは、肩を覆うようなフレンチスリーブです。

ワイシャツの中のインナーが透けて見えない分、すっきりしたシャツスタイルになります。

 

ステテコはズボンの中で足さばきがサラサラして今どきの必須アイテムです。

 

●間違っても不祝儀でメッシュの靴は履かないでください。
メッシュはカジュアルの最たるものです。
 

クールビズが推奨されて以来、夏の服装もすっかり砕けてしまいましたが、決められた場所やシーンでは決められた服装(ドレスコード)が要求されます。

日本の蒸し暑い夏のフォーマルシーンを快適なフォーマルスーツで過ごしてください

 

 


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