ボトムス(bottoms)をカッコよく

ボトムス(下半身に着る服)下衣

ズボン、スラックス、パンツ、トウラウザーどれが本当なの!

結局、みんな同じ。

スキャーバルモデル_0002.jpgJupon   (仏)主に男の下衣(本来は                       ペチコートの意味)
Slack Water(米)男女共の緩いズボン
Trouser   (英)ズボン・半ズボン
Pants     (英)下穿きの総称 

その国、又は年代によっていろいろな言葉で言われていますが、結局、みんな同じなのです。

スーツの下衣をズボンと言ったり、単品をスラックスやパンツ言うことがあります。
ちなみに、一般的はトラウザーズはあまり使いませんね。一部の業者が使っている程度です。

ここでは、スラックスで統一します。
 

スーツスタイルのズボン。セパレーツのスラック。

上下が、同じ素材(生地)で創られている、スーツ。
ジャケットとスラックスが、違う素材や色柄のセパレーツ。

いずれの場合も、上着(ジャケット)とのスタイルバランスを引き立てるのが、ズボン(スラックス)なのです。
腰周りの、フィット感。タックの本数やタックの向き。
裾のシングルまたはダブルやフロントの折り目線の状態。
そして、何より履き心地が良い、見た目の美しさが要求されます。

個性を主張するスタイル

スラックススタイル - コピー.jpg

1、パイプド・ステム(ヒップから裾までほぼ同じ寸法)  

2、テーパードステム(一般的なスタイル)

3、バギーパンツ    (渡り幅、裾幅を細く仕上げています)

4、トラペーズ   (俗にパンタロンスラックス)

フロントのオシャレ

スラックス全体のシルエットを左右するのが、フロントにあるタック

前タック - コピー.jpg前から見て、一番目立つ箇所です。

フロントの前ヒダを「タック」と言います。前折れ、後ろ折れによって雰囲気が変わります。タック、ダーツによって、フラントにゆとりを付けます。

ノータックは前身にゆとりを極力すくなくしますので、シンプルにスマートに見えますが、ポッコリお腹はかえって目立ち窮屈感は否めません。

ワンタックは少しゆとりを付けて動きやすくします。

ツータックはゆとり多く座っても楽なようになります。
座った状態の仕事が多い方や肥満気味のかたにお勧めです。
ソフトスーツが流行ったときは、スリータックもありました。

ちなみに。後ろ身はウエストよりヒップにかけて、ダーツを入れることによって、ゆとりとヒップラインをきれいに見せるように創ります。

特に夏場、クールビズではズボンが目立ちますので、スリムに見えるワンタックやノータックがお勧めです。

カッコよく見せるパーツ

前立て.jpg 前立て - ボタンー.jpg

ひと昔前まではボタンとファスナーとが半々でした。
その頃のファスナーは金属製が多く、クリーニングや塩分で滑りにくいことが多々ありました。
社会の窓が開きっ放しで、あわてて安全ピンなどで止めていたものです。

最近は、YKK社の丈夫なナイロンファスナーを使用していますので、ほとんど痛むことも少なくなりました。
※それでも、動きにくくなったときは、蝋をスライドに塗って、しばらく滑らすか温めてください。スムースに動きやすくなりますよ。

正式名は「スライドファスナー」でチャックは和名(巾着)。ジッパーはジーッと言う音から模した言葉です。

私どものお客様のなかで、釦にこだわっている方は何人もおられます。
 

前立て、テング(天狗)

ズボンの前身の右側に、天狗の鼻のような持ち出しを、テング(天狗の鼻)と言います。
その先の釦ホールで、腰裏に付いている釦を留めます。
前カンも付いているのでずり落ちることはないのですが、留めることによってウエストが安定します。

ハンドメイドでは、テングの裏側に上着と同じ裏地、もしくは似寄りのオシャレ裏地を使います。
チョっと気にしてください。

後ろポケットも個性的に

ピスポケット3.jpg後ろポケット(ピスポケット:ピストルを隠し入れる)もオシャレ度を強調するアイテムです。

ズボンの裾のシングルorダブル?

裾仕上げ.jpg裾の折り返しのことを、ダブル、カブラ、カフ、カフス、マッキン、ターンナップ

などと呼ばれています。

裾は、本来シングルでしたが、20世紀初頭に雨で裾が濡れたので、折り込んで捲ったのが起源と言われています。
それを恰好よくオシャレになったのが、現在のダブルとなったようです。

礼装は、すべてシングルに仕立てます。
それも、前裾にカットを入れ、前後差を大きくします。
裾の前が靴の甲に少し当たり、後ろ裾は踵を包む「モーニングカット」に仕上げます。
ただ、カットを入れたことにより、後日丈を伸ばすことはできません。
 

弊社では裾にスレキと言う、綿の薄い芯を付けますので、カットを少なくして表地をこのスレキに千鳥掛けすることでモーニングカット仕上げていますので、少々の補正は可能です。

ちなみに、モーニングやディレクタースーツの縞のズボンのことを「コールズボン」と呼びます。コールスラックスとは言いません。


ダブルの場合、折り返しの幅は平均は3.5センチか4.0センチですが、2.5センチや4.5センチもオリジナルなオシャレをお勧めしています。

オーダーの職人さんは、カブラ。 アメリカでは、カフorカフス。 最近は百貨店や一部のお店では、マッキンと呼んでいるようです。
「マッキン」アメリカ25代大統領のウイリアム・マッキンにちなんでいるとか・・・
 

スラックス丈にも注意を

スラックス丈も短すぎて、靴下がニュッと覗いていたり、長すぎて道路掃除をしないでください。
適切な長さは、前裾が靴の甲に乗って少し曲がる程度。後ろ丈が靴の踵を包んで床から1センチ程度上がるぐらいがちょうどよい思います。

裾幅は最近の若い方は20センチ前後ですが、22~24センチでも良いと思います。
一時期パンタロンが流行った時は裾幅30センチもありました。

※ジャケットを脱ぎ、スラックススタイルになると、プレスのきれいなフロントの折り目やベルト、靴が目立ちます。靴とベルトは同系色にまとめてください。

 

 


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