スーツ(ジャケット)のゆとり寸法

北村様コピー250.png

超ド級キングサイズ

身長172センチ体重・・・!

B136  W137  H140

三好様上着250.jpg

痩身体

身長178センチ  体重52キロ

B84  w68  H89

適正なゆとり寸法

スーツ(ジャケット)のゆとり寸法も体型やデザイン、流行に応じて、ある程度のゆとり寸法を設けています。

窮屈な服.jpg基本的には腹囲のヌード寸法プラス8~⒑センチ

痩身体や超ド級の肥満な場合はプラス12~15センチにする場合があります。

お腹の上に、握りこぶし1個分のゆとりが良いと言われています。「あくまで基本です」

ところが、最近のスーツ(ジャケット)のゆとり寸法はゼロ~6センチ、と非常に狭くタイトに設定されたものを着ているのをよく見かけます。

フォロント部分にエックス(X)状のシワのあるジャケットです。別名エックスラインと言うそうです。

身長と体重がバランスの良い体型なら、エックスラインもきれいに表現できるでしょうが、短足出腹の体型の方は避けた方が良いのでは・・・!

ゆとり様ざま・・・

私どもでは、スーツの注文をいただき、採寸の時にデザイン、シルエットそしてこのスーツの主な着用シーンと着心地に関しての「ゆとり」もお聞きしています。

座って仕事をされることが多い場合(運転、事務職)は手が動かしやすく、お腹周りに少し「ゆとり」を多く。
営業で動かれる(歩いたり、立ち仕事)ことが多い場合は、スリムに見えるシルエットなど「ゆとり」寸法の加減を、お客様とご相談して服創りをしています。

IMG_20200401_0001.jpg

☆A様の場合、 ご注文の時に、「座ることが多いので、ゆっくりとしたスーツを創ってくれ」とおっしゃいましたので、ご了解にもとに、それなり「ゆとり」のあるスーツを創りましたところ、

「大きすぎる、ダブダブだ!今どきの若者ようなエックスラインがきれいに見えるシルエットのスーツにしてくれ!」
やむ得ず、ご希望のサイズまで小さくしました。

☆B様の場合、 9月下旬の頃にご注文をいただき、「普通のゆとりで良い」とのことで11月上旬に納品しました。

ところが、歳が変わり正月、松が明けた頃にご連絡いただきました。「窮屈で着られない!なんとかしてくれ!」偉いご立腹でした。
お聞きしたところ、スーツの下に、カーディガンをお召しで窮屈だと・・・!

最初から、カーディガンを着ることをお知らせいただければ、それなりにゆとりを設けることが出来たものが、何もおっしゃらなけば致し方ない事ですが、アームホールを少し大きく胴回りも大きくしました。

スリーピース2.jpgいずれの場合も、当然のことですが、
私どもでは、仮縫いの時には改めてデザイン及びサイズ確認をさせていただいております。
スーツが完成してからのサイズ調整には、縫い目線と縫い代によって限界があり、シルエットにも影響します。

「ゆとり」とひと口で言っても、各々感覚的に違います。一概に寸法(センチメートル)で表せないものではありません。

スーツ(ジャケット)を求められる時

既製品の場合は必ず試着して動いてみて(歩く)ください。
イージーオーダーの場合は、担当者にどのようなシーンで着るかを指示ください。それを正確に縫製工場に伝えているようでしたら、信用のおける担当者だと思います。

私ども、フルオーダーは必ず仮縫いをしますので、実感的にゆとりを感じていただけますが、それでもカーディガンを着るとか、エックスラインが希望などは、前以てお知らせ頂けばうれしいです。

 

 


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