オシャレと年齢。 齢を重ねるごとに、年に合ったオシャレを楽しみましょう。

日ごろ、オシャレに気を配っていますか?

齢を重ねるごとに、年に合ったオシャレを楽しみましょう。

スーツ新調のご注文

生地選び250.png先日、お客様から10年ぶりにスーツのご注文のお電話をいただきました。

「少し、痩せたから新しいスーツを創ってください。そして今着ている服もすこし縮めてください」との事です。

早速、着分生地やパンチ見本などを持参しました。
その中から、縞の紺色、それも少し明るい目のしっかりした縞柄です。
年恰好からして、少し派手目かなと思われる柄行です。

歳を経るごとに、生気が落ちることは否めませんので、私はいつも年齢を重ねるごとに派手目、明るい色柄をお勧めしています。
まさに、この方はそれを実行されているわけです。

歳を聞いて、びっくり!

私 「ところでおいくつになられました?」
お客様 「3月に86歳になる」
私 「えっ・・・・・・・!」

私 「お仕事は?」
お客様 「まだまだ辞めさせてくれんのや・・・ まだ人と会うこともあるし、夜も出かけるからな・・・!」
夜も・・・!  恐れ入りました・・・!

スーツは着易くゆっくりと・・・

65キロほどあった体重が55キロそこそこにまでやせられたのです。
しかし、若者のように身体にぴったりとした服は、窮屈感があり着にくいものです。

第一貧弱に見えます。

 

お年寄りの服は、肩落ちしない程度に肩幅を少し大きく。パットを少なめに、アームホールも少し大きく、袖通しが楽なように創らなければなりません。

痩せているからと言って、胸回りを小さくすると余計に貧弱に見えますので、胸幅は定寸通りのゆとりとし、脇幅(細腹)でゆとりを大きくすることによって、痩せて貧弱になった体を、着易く、少しでも大きく貫録のあるようにみせます。

身体に合わせるだけがオーダーではありません。その方の生活パターンに合わせた服創りをしなければなりません

人の三欲

人には三つの欲があると言われています。

食欲: まさに食べること。 グルメに拘る人もいますし、食欲がなくなって食べられなれば死があるだけです。

物欲: 物、物質をほしがる。 車がほしい、家がほしい、そして名誉がほしい、偉くなりたい。

性欲: セックスです。 子孫繁栄のための交わり、唯々H がしたい! 
     そしておしゃれ心、色欲も性欲の1種です。
このオシャレ心を疎かにしたり、忘れると、人は極端に老け込みます。

老人ボケ、痴呆への坂道を駆け落ちていきますよ。

下着1枚にも気を配り、清潔にオシャレ心を忘れずに過ごしていただきたいと常日頃思っています。
女性が男性よりも長生きなのは、いつも本能的にオシャレ心を抱いているからではないでしょうか。

常に、ひとに見られていることを意識してください。自ずと身だしなみに気を配ってください。

故 日野原重明先生

日野原重明.jpg

日野原重明医師

1911年生まれの106歳 聖路加国際病院名誉院長 
ご存じの日本で一番高齢の現役のお医者さんでした。

その、日野原先生の10の健康法のなかで、オシャレについてもおっしゃっておられます。

洋服は、自分で購入。 服を選ぶことは楽しくなる。 歩き方まで変わる。

歳をとってもオシャレ心を忘れずにしていただきたいと思います。
パジャマ姿で、1日中、テレビの前に座っていたらボケますよ。オシャレをして街に出かけましょう。

高齢の有名人

麻生太郎.jpg最近何かと話題の多い

麻生太郎副総理兼財務大臣

少し前に、麻生氏のスーツが35万円で創られていると話題になっていました。

一般的なフルオーダーのテーラー(Tailor:仕立て屋)でオーダー(Be-Spoke:誂え)すると、仕立て代(付属&工賃)だけで、15~25万円ほどかかります。店によっては30万円以上のところもあります。

その上に、生地代を加えると35万円は決して高額ではありません。どちらかというとフルオーダーでは一般的なプライスです。

国際社会で世界の首脳と会って会議を行う政治家の着るスーツとしては、高いとは言えないと思います。

テレビなどで見かける、彼のスーツの仕立ての素晴らしさには常々ほれぼれとしてみています。

81歳とは思えない溌溂とし姿は現役としてのオシャレ感が漂っています。

 

そのほか。森喜朗氏84歳、歌手の北島三郎さんは87歳まだまだ現役の歌手です。

加山雄さん三などは85歳ですが、舞台でライブなどを行っています。いまだに若大将です。

女優の草笛光子さんは89歳。舞台やテレビで結構妖艶な演技をされいるのには脱帽です。

齢は関係ありません。ひとに見られることを意識して、オシャレを楽しんでください。

長寿.jpg

 

 


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